ＧＫ：

21

海堀あゆみ

ＤＦ：

2

近賀ゆかり

3

岩清水梓

4

熊谷紗希

15

鮫島彩

ＭＦ：

6

阪口夢穂

8

宮間あや

9

川澄奈穂美

10

澤穂希(cap)

ＦＷ：

7

安藤梢

→

17 永里優季（後半21分）

11

大野忍

→

18 丸山桂里奈（後半21分）

→

20 岩渕真奈（延長後半14分）

サブ：

1

山郷のぞみ

12

福元美穂

5

矢野喬子

14

上尾野辺めぐみ

16

田中明日菜

13

宇津木瑠美

19

高瀬愛実

ＧＫ：

1

ソロ

ＤＦ：

3

ランポーン(cap)

6

レ・ペイルベット

11

クリーガー

19

ベーラー

ＭＦ：

7

ボックス

9

オーライリー

10

ロイド

15

ラピノー

→

17 ヒース（延長後半9分）

ＦＷ：

12

チェニー

→

13 モーガン（後半0分）

20

ワンバック

■ 詳細

■試合後、丸山コメント

（表彰台からの景色は）今まで生きてきた中で一番いい景色でした。（勝利が決まったときは）みんなのところに思い切り駆け寄っていきました。みんなで一つになって優勝した大会です。震災以来、日本が苦しい状態なんですけど、復興に立ち上がる人たちを見てわたしたちも力になりました。日本が一つになって勝ち取った勝利だと思います。

■試合後、坂口コメント

みんなの支えがあってここまで来れたのでうれしいです。Ｗ杯で優勝したことよりも米国に勝ったことが先にあったのでめちゃくちゃうれしいです。ドイツ、米国には今まで勝てなかったんですけど、こういう舞台で借りを返すことができてうれしいです。

■試合後、永里コメント

チームとして優勝できたことをうれしく思います。大会を通していろいろあって、自分としても苦しい時期もあったんですが、みんなと優勝という喜びを分かち合うことができて財産になりました。Ｗ杯で優勝したことで日本の女子サッカーが注目されると思うので、今後は自分たちの世代が担っていかないといけないという責任を感じています。

■試合後、熊谷コメント

本当にうれしいのと、びっくりしているのが半分ずつくらいです。（ＰＫ戦の最後のキッカーだったが）失点してしまったというのもあったし、前線の選手が（点を取って）ここまで残してくれたので、自分の足で決めたいと思っていました。思い切って蹴るだけでした。（金メダルは）一番輝いている色、そうそうかけられない色なんでうれしいです。

■試合後、宮間コメント

ほっとしています。みんなが頑張った結果です。個人的な賞は澤選手がもらったんですけど、みんなが最優秀だと思います。自分は米国代表にも友人が多く、敬意を表さないといけないので、表彰式も落ち着いていました。最後の試合は相手に支配される時間が長かったので、これを糧に次の五輪に生かしたい。（優勝は）たくさんの先輩がいてこそだと思う。（日本のファンへ）やりました！　（震災の影響で）まだまだ大変ですが、日本国民全員で頑張っていきましょう。

■試合後、安藤コメント

信じられないです。（普段プレーするドイツで）なでしこジャパンをドイツにも世界にもアピールできた。それを目標にやってきたのでうれしいです。一人ひとりが最後まであきらめなくて、本当に最高でした。チームのためにみんなが戦えたと思うし、自分も走り回って戦いました。自分も小さいときに先輩の姿を見て目標にしていたので、自分たちの姿を見て子供たちが目標にしてくれれば。９９年にＷ杯に出場したときは世界チャンピオンも、米国に勝つことも遠かったんですけど、（この優勝は）先輩たちが築き上げてきてくれたおかげだと思います。

■試合後、鮫島コメント

実感が沸かないです。素直にうれしいです。（米国のサイド攻撃は）みんなで守り切れたので、みんなで勝ち取った勝利だと思います。試合前には全員で細かいことを確認したり、コミュニケーションをとれたのが良かったです。（前所属の東電からの移籍もあったが）ここに立てるのはわたしにかかわってくださったすべての人のおかげなので、心から感謝したいです。

■試合後、海堀コメント

実感がないですが、すごいことをやったのかなと。トロフィーは触りました。これまではこういうのはテレビの世界でのことだったので信じられないです。（ＰＫ戦は）試合で２失点したので、ここは止めようと。（ＰＫ戦前の指示は）自分を信じて、みんなのことを信じて思い切ってやれと言われました。米国はうまかったです。夢見たところ、世界一になれたので、自分にかかわってくれた人に感謝でいっぱいです。

■試合後、澤コメント

もうなんか信じられないです。みんな最後まであきらめず、戦った結果が、このような結果だと思います。自分自身も最後まで走り続けましたし、全力を出し切りました。ずっと世界一を目標に戦ってきたので、今日の現実が受け止められないですけど、うれしいです。（Ｗ杯出場は）５回目にしてしっかり結果を残せました。応援ありがとうございました。皆さんの応援が励みになりました。金メダル持って帰ります！

■試合後、佐々木監督コメント

選手が粘り強くやってくれました。日本のみなさんがテレビの前でよく応援してくれたのが通じたんじゃないでしょうか。最後の最後まで、ＰＫはどちらになるか分からないですけど、良かったです。（ＰＫ戦は見れなかったのでは？）そんなことないですよ、ここまでくれば十分ですから。僕もびっくりです。小さな娘たちが粘り強くよくやってくれました。

・試合開始　　　日本女子ボールでキックオフ

・前半1分　米国女子　　左サイドの高い位置でチェニーがボールを奪い、ドリブルで切り込みシュート！　ＧＫ海堀が足で防ぐ。続くＣＫからはシュートに持ち込めない

・前半3分　日本女子　　大野がボールを奪ってからドリブルを仕掛け、前線にパスを送るが、米国ＤＦがカット

・前半4分　日本女子　　澤が安藤にスルーパスを送るも、やや長くボールはＧＫソロのもとへ

・前半6分　日本女子　　ゴール正面、約２５メートルの位置から阪口が左足でミドルシュートを狙う。これは米国ＤＦにブロックされる

・前半8分　米国女子　　左サイドに大きく展開し、ゴールライン際からラピノーがクロス。ニアサイドにチェニーが飛び込み合わせるが、わずかにゴール左に外れる。米国が立て続けに決定機を作り出す

・前半11分　米国女子　　右サイドからボックスが上げたクロスを日本ＤＦが跳ね返すが、こぼれ球をロイドがダイレクトシュート！　強烈な一撃はゴール上に外れる

・前半12分　米国女子　　縦パス一本で右サイドのチェニーが抜け出し、ドリブルでペナルティーエリア内に侵入。マイナスの折り返しをラピノーが合わせるが、シュートはゴール右へ。日本はサイドを完全に崩されるも、かろうじて事なきを得る

・前半17分　米国女子　　日本のビルドアップのパスを狙い、中盤でボールを奪うと、ロイドがシュート！　ボールはクロスバーを超える

・前半18分　米国女子　　左サイドのチェニーがスルーパス。抜け出したラピノーがドリブルで持ち込み、角度のないところからシュートを放つ。わずかにゴール左に外れ、米国は再三のチャンスを生かせない

・前半22分　日本女子　　左サイドでボールを受けた大野が強引にシュートを狙う。しかし、枠をとらえることはできずゴール左へ

・前半23分　日本女子　　安藤に長いくさびのパスが入り、左サイドに展開。宮間が素早くクロスを上げるが、中央の味方には合わない

・前半25分　米国女子　　右ＣＫ。ファーサイドへのクロスは日本ＤＦがクリアするが、セカンドボールをつなぎワンバックが折り返す。これはＧＫ海堀がキャッチ

・前半27分　日本女子　　安藤が左サイドで粘り、中央に折り返す。米国ＤＦがクリアしてＣＫへ。ショートコーナーから宮間がファーサイドにクロスを送るが、岩清水は競り勝てず

・前半29分　米国女子　　左サイドをドリブルで抜け出したワンバックが左足で強烈なシュート！　クロスバーを直撃し、こぼれたボールを拾ってつなぐも、シュートはゴール左に外れる

・前半31分　日本女子　　高い位置でセカンドボールを拾った大野がタメを作り、スルーパスを送る。安藤が裏に抜け出して左足でシュートを放つが、勢いはなくＧＫソロがキャッチ

・前半34分　米国女子　　右サイドからのＦＫ。ラピノーのクロスは日本ＤＦがクリアするが、こぼれたボールを再び最前線に入れる。ディフェンスラインの裏に抜けたチェニーがヘッドで合わせるも、ゴール上に外れる

・前半38分　日本女子　　左サイドの宮間が大きく右に展開。大野がボールを受け、カットインから縦パスを送るが、安藤には届かず、米国ＤＦがクリアする

・前半38分　日本女子　　続くＣＫから宮間がグラウンダーのクロスをマイナス方向に送る。川澄がダイレクトで狙うが、シュートは大きく上に外れる

・前半43分　米国女子　　日本のパスをランポーンがカットし、そのまま左サイドを駆け上げる。中央へのクロスは日本ＤＦにクリアされる

・前半44分　日本女子　　大野が右サイドから柔らかいクロスを上げる。安藤がＤＦと競り合いながら懸命に足を伸ばすが、わずかに届かない

・前半46分　日本女子　　澤、大野とつなぎ、右サイドの近賀へ。近賀は低いクロスを入れるが、ニアでクリアされる。こぼれたボールを大野がダイレクトでシュートを狙うが、大きく外れる

・前半終了　　　米国の攻撃をしのいだ日本が、０−０で試合を折り返す

前半総括：

開始早々、米国が積極的に仕掛け、立て続けに決定機を作り出す。米国はロングボールを駆使して展開すると、そこからドリブル突破などでサイドを崩し、再三にわたって日本ゴールを脅かす。しかし、決定力を欠き、ゴールを奪うには至らない。一方の日本は次第に落ち着きを取り戻し、本来のパスサッカーで打開を図ろうと試みる。終始、米国の猛攻にさらされ、日本は劣勢を強いられる場面が多かったが、運も味方してか、何とか無失点で乗り切り、両チーム無得点のままハーフタイムを迎えた。

・後半開始　　　米国女子ボールでキックオフ

・後半0分　米国女子　　12 チェニーＯＵＴ 13 モーガンＩＮ

・後半2分　日本女子　　中盤でボールを奪うと、宮間がディフェンスラインの裏に長いパスを送るが、このボールには誰も反応できない

・後半4分　米国女子　　右サイドのスローインの流れからオーライリーが鋭いクロスを送る。ニアサイドでモーガンが合わせるが、ポストに嫌われる。こぼれたボールは澤が大きくクリア。米国はまたしても決定機を決められない

・後半7分　米国女子　　右サイドのロイドがドリブルで持ち込みシュート！　ゴール右に外れる

・後半8分　米国女子　　自陣からラピノーが長いスルーパスを送る。ワンバックが抜け出してシュートを放つが、枠をとらえることはできない

・後半9分　日本女子　　大野がゴール正面からドリブルで仕掛け、ゴール前の安藤にパス。ＤＦを背負った安藤はワンタッチで反転しようとするが、コントロールできず、米国ＤＦがクリア

・後半11分　日本女子　　中盤で細かくパスをつなぎ、阪口が安藤へのスルーパスを狙う。これは米国ＤＦにクリアされるが、こぼれたボールを鮫島が拾いクロス。米国ＤＦに当たってＣＫを獲得する

・後半11分　日本女子　　宮間のクロスはファーサイドに流れるが、熊谷は合わせることができない

・後半12分　米国女子　　右ＣＫ。ラピノーの高いクロスは熊谷がヘッドでクリア

・後半15分　日本女子　　宮間がディフェンスラインの裏にパスを送る。大野が走り込むが、ボールは長くＧＫソロへ

・後半16分　日本女子　　澤が浮き球のスルーパスを送る。裏に抜け出した近賀がループシュートを放つが、クロスバーを越える

・後半19分　日本女子　　クリアボールを拾った澤が前線にスルーパス。浅いラインの裏を大野が突くが、オフサイドの判定

・後半19分　米国女子　　オーライリーのクロスからワンバックがヘディングシュート！　ＧＫ海堀が片手ではじき出し、難を逃れる

・後半21分　日本女子　　11 大野忍ＯＵＴ 18 丸山桂里奈ＩＮ

・後半21分　日本女子　　7 安藤梢ＯＵＴ 17 永里優季ＩＮ

・後半23分　日本女子　　相手陣内でボールを奪い、川澄が永里にくさびのパスを入れる。永里はボールキープを試みようとするが、米国ＤＦに囲まれてボールを奪われる

・後半24分　米国女子　GOOOOOAL!!　自陣からラピノーが前線に一気にパスを送る。熊谷のマークを外し抜け出したモーガンが左足を一閃！　ゴール右隅に決まり、米国がついに先制点を奪う

・後半27分　日本女子　　宮間がドリブルで仕掛け、左サイドにパス。オーバーラップした鮫島がニアサイドにダイレクトでクロスを入れるが、ＧＫソロが難なくキャッチ

・後半28分　日本女子　　こぼれ球を拾った澤がミドルシュートを放つも、ボールに勢いはなくＧＫソロが正面でキャッチ

・後半30分　日本女子　　宮間が左サイドからアーリークロスを入れるも、精度を欠いて前線の味方には合わない

・後半32分　日本女子　　右サイドの高い位置で、永里が近賀とワンツーから抜け出そうとする。しかし、米国ＤＦに阻まれ突破できない

・後半35分　日本女子　GOOOOOAL!!　右サイドでボールを奪い、永里がクロスを入れる。中央で丸山がつぶれ、米国ＤＦがクリアし切れずにいたすきを突き、宮間が左足で押し込みゴール！　日本、同点に追いつく

・後半37分　日本女子　　縦パスに永里が抜け出すも、シュートは打てず、切り返したところでボールを奪われる

・後半40分　米国女子　　左ＣＫ。ハイボールを放り込むが、日本ＤＦがヘッドでクリア。米国はセカンドボールを拾い、再びゴール前に入れる。ここは熊谷が競り勝ち、はじき返す

・後半41分　日本女子　　右サイドから近賀がクロスを入れる。ゴール前で丸山が合わせようとするが、ボールには触れない

・後半44分　日本女子　　丸山が右サイドに展開。このパスは乱れるが、川澄がパス交換から中央に折り返し、最後は阪口がシュート！　しかし、グラウンダーのシュートはゴール左に外れる

・後半45分　米国女子　　左右からクロスボールを放り込み、パワープレーで押し込む。しかし、日本守備陣が体を張って防ぎ、ゴールを割らせない

・後半　　　アディショナルタイムは２分

・後半終了　　　両チーム譲らず、１−１で延長戦へ

後半総括：

後半早々、米国がまたしてもサイド攻撃から決定機をつかむが、ここでも決め切れない。日本は前半に比べてパスが回るようになるが、それでも決定的なチャンスは作れず、我慢の時間が続く。すると後半２４分、日本のチャンスをつぶした米国が一発のパスで局面を変える。ラピノーのロングフィードに途中出場のモーガンが抜け出し、左足で強烈なシュートをゴール右隅に突き刺し、ついに米国が先制点を奪う。だが、あきらめないなでしこジャパンは後半３５分に右サイドからチャンスを作り、最後は宮間が押し込み、同点に追いつく。その後、米国がパワープレーから押し込むが、日本守備陣が体を張って防ぎ、１−１のまま９０分が終了。試合は延長戦に突入した。

・延長前半開始　　　米国ボールでキックオフ

・延長前半1分　米国女子　　右サイドのロイドが強引にクロスを上げると、日本ＤＦに当たってＣＫへ。ラピノーのクロスはチャンスにつながらない

・延長前半2分　米国女子　　左サイドからアーリークロスを送り、ワンバックがヘディングシュート！　これはＧＫ海堀がキャッチ

・延長前半5分　米国女子　　ワンバックが前線にパスを送る。このボールを受けたモーガンは切り返して左足でシュートを放つ。しかし、ゴール左に外れる

・延長前半8分　日本女子　　クリアボールを宮間が前線にダイレクトでパスを送る。丸山が追いかけるが、米国ＤＦが先にボールを保持したため、チャンスにはつながらない

・延長前半10分　米国女子　　右サイドからオーライリーがドリブルで仕掛け、中央に折り返す。ニアサイドでワンバックがシュートに持ち込もうとするが、日本ＤＦが防ぐ

・延長前半11分　日本女子　　セカンドボールを拾った近賀が遠目からシュート！　ボールはクロスバーを大きく超える

・延長前半14分　米国女子　GOOOOOAL!!　左サイドからモーガンがクロスを放り込む。一度は跳ね返すが、米国はこぼれ球を拾い再び左サイドへ。モーガンがドリブル突破からクロスを入れると、中央のワンバックがヘッドで押し込む。米国、勝ち越しゴールを奪う

・延長前半終了　　　なでしこ、１点のリードを許し、最後の１５分間を迎える

・延長後半開始　　　日本ボールでキックオフ

・延長後半3分　日本女子　　右サイドの川澄がクロスを入れる。ゴール前での米国ＤＦのクリアが甘く、こぼれ球を阪口がダイレクトで狙う。しかし、再びブロックされる

・延長後半4分　日本女子　　丸山が中央からドリブルで持ち込み、強引にシュートを放つが、ゴール右に外れる

・延長後半7分　日本女子　　左サイドから宮間がクロスを入れる。川澄、澤が飛び込むが、このボールには触れない。あわてた米国ＤＦはクリアをミスしてしまい、これを近賀が拾ってゴール前に折り返す。永里がヘッドで合わせるが、シュートはゴール左へ

・延長後半9分　米国女子　　15 ラピノーＯＵＴ 17 ヒースＩＮ

・延長後半10分　日本女子　　センターサークル付近から澤がスルーパス。ディフェンスラインの裏に近賀が抜け出すが、シュートは枠をとらえることができない。米国ＤＦがＣＫに逃れる。日本、絶好のチャンスを生かせない

・延長後半12分　日本女子　GOOOOOAL!!　宮間のクロスに、ニアサイドに飛び込んだ澤が右足アウトサイドで合わせてゴール！　エースの一撃で日本が土壇場で追いつく

・延長後半14分　日本女子　　18 丸山桂里奈ＯＵＴ 20 岩渕真奈ＩＮ

・延長後半15分　米国女子　　モーガンがドリブル突破からクロスを入れる。中央でワンバックが合わせるも、シュートはゴール上に大きく外れる

・延長後半　　　アディショナルタイムは２分

・延長後半16分　米国女子　　縦パスにモーガンが反応して抜け出す。岩清水がスライディングで防ごうとするが、これがファウルと判定され、ＦＫを獲得。岩清水は退場処分

・延長後半17分　米国女子　　ＦＫからロイドが強烈なシュートを放つが、日本守備陣が身をていして防ぐ

・延長後半終了　　　延長戦３０分でも決着がつかず。ＰＫ戦に突入

・ＰＫ戦　　米国が先攻

・ＰＫ戦1本目　米国女子　×ボックス：海堀が右足でセーブ

・ＰＫ戦1本目　日本女子　○宮間あや：ＧＫのタイミングを外して右にゴール

・ＰＫ戦2本目　米国女子　×ロイド：ゴール上に外す

・ＰＫ戦2本目　日本女子　×永里優季：ＧＫがセーブ

・ＰＫ戦3本目　米国女子　×ヒース：海堀が横っ飛びでセーブ

・ＰＫ戦3本目　日本女子　○阪口夢穂：ＧＫの手をはじき、ゴール左に決まる

・ＰＫ戦4本目　米国女子　○ワンバック：左上に決まる

・ＰＫ戦4本目　日本女子　○熊谷紗希：左上に決まり、なでしこジャパンが世界一に

・試合終了　　なでしこジャパンが米国を下して初優勝

延長戦総括：

延長戦に入っても米国が先に仕掛け、日本がこれを跳ね返すという構図は変わらない。米国は執拗（しつよう）にクロスを放り込み続ける。そして延長前半１４分、米国は長身ＦＷワンバックが決め、勝ち越しゴールを奪う。延長後半は米国が守りを固め、逃げ切りを図ろうとする。なでしこジャパンは窮地に立たされるが、ここでもあきらめない。延長後半１２分、左ＣＫからキャプテンの澤が決め、土壇場で再び同点に追いつく。１２０分を終えても互いに譲らず、スコアは２−２のまま決着はＰＫ戦にゆだねられる。ここでＧＫ海堀がシュート２本を止める活躍を見せ、最後は熊谷が決めてＰＫ戦を３−１で制した。日本が劇的な勝利で初のワールドカップ優勝を成し遂げた。